2014年03月19日

はじめてのおつかい





 定番中の定番。

 先日、こっちの図書館で借りて来ました。

 ローカルの小さな図書館なのに、いつも日本語の絵本が
置いてあるんです。

 頼むと、州立図書館から、日本語の絵本も取り寄せてくれます。

 はじめてのおつかいを借りたのは2回目で、1年くらい前にも
借りました。

 もう内容を忘れているかな〜?と思ったら。。。

 ルーカス、「覚えてる!」と。

母 「え?覚えてる!?」

ル 「うん。女の子が牛乳を買いに行って、途中で転んで、
牛乳を買って、おつりをもらって・・・ばんそうこを貼ってもらう。」

 なんて言うんですよ。

 私でも忘れていたのに!


 これ、1976年発行のロングセラー。

 作者の筒井頼子さんと、お子さんの体験がもとになっています。

 お使いに行く店は、昭和の風景を切り取ったような、筒井商店。

 赤電話に、たばこが並んだ棚やパン、小さな冷蔵庫、今では
こんな個人商店って、あまり見れなくなりましたよね?

 絵を描いている林明子さんは、こういうお店があるということを、
絵本の中に留めておきたいと思っているんだそうです。
 
 林明子さんいわく、

「コンビニで買い物をすると、物語が生まれにくい」と。

 そうかもしれません。

 この絵本は、5歳のみいちゃんが、お母さんからもらった
200円をにぎりしめて、初めてのお使いに行くお話。

 いろいろ小さなハプニングを経て、やっと買い物を終えた
みいちゃん。

 おつりを忘れて、かけ出します。

 でも親切なおばさんが走って来て、渡してくれます。

 帰る途中で、ままが赤ちゃんを抱っこして手を振っていました。

 読み手はみんな、みいちゃんになったような気持ちで、
ハラハラしながら絵本の世界に引き込まれます。

 最後に、みいちゃんがお母さんと一緒にお家へ帰る後ろ姿を
見てホッとします。

 あれ?

 最後、ばんそうこを貼ってもらうんだっけ?

 と思ったら、

 絵本の裏表紙に、両膝にばんそうこを貼って、牛乳を飲む
みいちゃんと、お母さんと赤ちゃんの絵が描かれていました。
 
 実体験をもとに書かれているので、なにか子供の心に
響くようです。

 そしてやっぱり挿絵がすばらしい。

 赤ちゃんがいて、その上に小さい子がいるお母さんって、
忙しいじゃないですか。

 最初のページで、テーブルクロスが曲がっていたり、コンロの
お鍋とやかんが吹き、赤ちゃんが泣き、絵本は床に落ち、
クレヨンも落ち、コップのジュースがこぼれ、掃除機がそばに。

 こういう風景が、すごくリアル。

 この絵本古いのに、アマゾンの絵本のベストセラーにも、
40位にランクインしています。

 でもランクは、日によって変わるようです。

アマゾン 絵本のベストセラー

 親世代なら、誰もが知っている、なつかしい個人商店と
町の様子。

 こういう絵本を子供に読み聞かせるのは、貴重ですね。

はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)

posted by ヒカリ at 14:31| おすすめ絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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